OCCがシティバンクに対する4億ドルの民事罰金を査定 2020年10月7日

https://www.occ.gov/news-issuances/news-releases/2020/nr-occ-2020-132.html

 

通貨監督庁(OCC)は本日、サウスダコタ州スーフォールズのシティバンクNAに対して、企業全体のリスク管理コンプライアンスリスク管理、データガバナンスの欠陥に関連して、4億ドルの民事罰金を査定しました

対象法令

12 C.F.R. Part 30, Appendix D, “OCC Guidelines Establishing Heightened Standards for Certain Large Insured National Banks, Insured Federal Savings Associations, and Insured Federal Branches,”

OCCによる発見事項

  1. (1)全社的なリスク管理およびコンプライアンスリスク管理プログラム
  • (a) 効果的なフロントライン部門の設置や独立したリスク管理を怠った。
  • (b) 効果的なリスクガバナンスの枠組みを確立していない。
  • (c) リスクを適切に特定、測定、監視、管理するための当行の全社的なリスク管理方針、基準、フレームワークの不備。
  • (d) 効果的なリスク管理を促すための報酬・業績管理プログラムの不備。
  1. (2)当行の内部統制について、特に役割と責任が明確に定義されていないこと、複数の法律や規制への不準拠。
  2. (3) 当行のデータ品質とデータガバナンス(リスクデータの集計、管理、規制当局への報告を含む)
  • (a) 効果的なフロントライン部門、独立したリスク管理、内部監査、管理機能を確立していないこと。
  • (b) データ品質のエラー、適時かつ正確な管理・規制報告書の作成の失敗など、データガバナンスの欠陥に対処するための包括的な計画を策定し、実行できなかったこと。

  • (c) データ品質の状況および特定された欠陥の是正の進捗状況に関する理事会への報告が不十分であること。